前回の「会話をしている!」から、なんと1年が経ちました。
今年の私の「会話」は、しているように見せかけて、黙々と田植えに勤しみました。
無になって集中しないと終わりが見えそうにありません。
しかも、たかが単純作業と田植えをあなどっているくせに、昨日は散髪に行きました。
QBハウスです。10分で切ってくれます。すごく安いです。
稲さまと触れ合うのに、髪がボーボーではいけない。勝手な信仰と自己愛が混ざり合ってました。
そして、田植え。
土に触れる、ドロッとした手触り。
裸足で入り、ヒヤッとする足の裏。
感覚たちが総立ちで、歓声を上げています。
実りの始まりに立ち会うワクワク。
無心の作業、明るい未来が全身を駆け抜けます。
「明るい未来」。
一面に輝く穂の実りが一瞬見えたのかもしれません。田植えの疲労と引き換えに。
未来がやってくるのが楽しみです。
ところで、冒頭の「私の会話」について。
黙々と無になるといっても、
田んぼは簡単にそうはさせてくれません。
(うわっ!あぶな~、こけそうやった。)
(ここは足を取られるデンジャラス・ゾーンや…)
(あ、おしりがヒンヤリしてると思ったら、田んぼに浸ってるやん…)
もっと仲間がいたら、会話が生まれ、対話になっていたかもしれません。
少し慣れたせいもあってか、今年の会話は事務的会話だったのかも。
…ひとりの無邪気な少女をのぞいては(!)
(文:菅田)
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